日と月の魔剣士

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 厳格な規律で自らを律し、一対の「魔剣」を継承し続けてきた一族がいた。「日の剣」「月の剣」と俗に呼ばれる魔剣の主として選ばれた者は「ノルージ」という姓を名乗り、小国ケイディアを守り抜いてきた。
 だが「月の剣」の主、レスターが禁忌を破ったことから悲劇は起きる。彼は一族を滅ぼし、以後も気まぐれに近隣の住人を殺戮して「蒼月の悪魔」と称された。一族のただ一人の生き残り、レスターの弟で「日の剣」の主ランディは、実の兄に立ち向かうために力を求めるが……。

理を知る者
大陸暦936年。師匠を殺した「蒼月の悪魔」に復讐を誓ったエスティアは、ただならぬ気配を放つ剣を持つ男と出会う。彼女が見届けることになるものとは……。
DL版[lha](htmlテキスト)

裸足の少女
大陸暦927年以前。道場で剣の修行に励むランディが出会ったのは、剣に憧れる少女だった。 (準備中)

Darkside(一括,46KB)分割[1][2][3][4][5]
50枚ぐらい。
剣に力を与える旅をしている魔剣士ランディが雇ったガイドの少年ディングには、暗殺者の刻印があった……。大陸暦930年初頭。
DL版[lha](htmlテキスト)
 
1 蒼月の悪夢
 2 偽りの探索
 3 刻印
 4 生贄
 5 憂鬱なる暗殺者
 6 封印

狂宴(旧Perverted Religionist)(一括,49KB) 分割[1][2][3][4]
90枚ぐらい。
ディングとその別人格ガルトを観察するためにケレスに居着いたランディだが……。930〜931年。
DL版[lha](htmlテキスト)
 1 アルバトロス
 2 商談
 3 闇の神の祝典
 4 途切れた記憶

宝石王の館(一括,40KB) 分割[1][2][3]
50枚弱。
ケレスに戻って来たランディは再会したガルトとともに、大陸北部の町リュテラシオンに向かう。933年末。
DL版[lha](htmlテキスト)
 1 再会
 2 狂信者の影さす町
 3 嵐の中の呼び声
 4 幻想に縛られた島
 5 虚偽の舞台
 6 絶対の理
 7 次なる宝玉

 

大陸暦936年春〜秋については「魔の島のシニフィエ」にて。


簡易版キャラ設定:

ランディ・フィルクス・エ・ノルージ:
ノルージ家当主の次男で、日の剣の継承者。正当な当主になる前日の夜、レスターによって一族を皆殺しにされ、自らも重傷を負いつつかろうじて脱出。以後、日の剣を鍛えるべく各地をさすらう。
性格は繊細で多感であるが、表面的にはそれを微塵も出さず、無愛想な態度を装う。また、場合によってはにこやかな好青年を演じ、周囲を騙す才覚も持つ。
レスター・ノルージ:
ノルージ家当主の長男で、月の剣の継承者。剣の実力は高く、自他共に当主の証である日の剣を継承すると思われてきた。天才肌の彼にとって、弟に日の剣を奪われたことは初めての挫折であり、以後は月の剣を最強の剣にすることに執心するようになる。性格は真面目で意外に小心者。自分が取り逃がした弟の復讐を恐れる一面も持ち、自信を保つべく周囲を殺戮し続けている。別名「蒼月の悪魔」。
ミルカ・ルーネステイン:
ランディとレスターの確執のきっかけとなったらしき女性。ランディの婚約者であったらしい。
エスティア・クーン:
ノルージ家に憧れ、修行を続けていた剣士の少女。ふとした偶然から、ランディとレスターの対決の目撃者となる。