反乱組織「ランクス」

 ランクス(lynx)とはフランス語で「山猫」のこと。フランスのことわざ「Avoir des yeux de lynx」が元ネタです。ていうかこれ考えていたごく初期はインターネット黎明期で、テキストブラウザの「lynx」ってのがあってねえ…(昔話)。

 むろんレーギス大陸やらヘスクイル島やらがフランス語を使っているわけではないんですが、大陸北部に古くから住む民族の言語がフランス語っぽい発音規則を持っていた、ということで。リュテラシオンとかロヴァイユとか、ところどころ残っている感じです。

 「ランクス」はもとは港町の商人組合みたいなものだったけど、会合を重ねるうちに反教団な風潮が高まり(たぶんジュールじいちゃんの議事運営のせいだろう)、符牒を使って連絡を取り合い、秘密の会合を開くようになったとか。大きな町では同様の組織が少しずつできていたけれど、一番組織だっていたのが後期ランクス、つまりデューイがリーダーになってからのランクスでした。