「守護獣の翼」番外編

無窮の空

あとがき
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 ここまで読んで下さって、どうもありがとうございました。

 実はこれ、どういう読まれ方をするのか、あんまり見当つかないんです。レンユウはもうちょっと救ってあげるべきだったのかとか、あの終わり方はどうよとか。自分としてはあれ以外の道は書けなかったんで、他の方のご意見が聞きたいと思っています。よろしかったら、下のフォームでさくっと思ったことを教えてやってください。お願いします。

 これだけではなんなので、裏話っぽく。

・タイトルは、最後の場面を書いていて思い浮かんだものです。「無限」じゃなく「無窮」なのは、玉輝でのレンユウの状態が「窮」だったってことで。

・冒頭でユァンの母親が出てきます。このへん、あまり書いて来なかったんですが、真影村では子供の出来ない夫婦に対する「村長が授けるとっておきの秘策」がありました。魔獣が生まれる場所に行って「魔獣の卵」をとって来ると、翌日には卵が人の姿に擬態するので、それを養子として育てる……という。ユァンもランタイもそうやって育てられてきたんですね。魔獣達はそれを「飼われている」と言ってましたが。
 「魔獣が生まれる場所」に行けるのは「盾」だけなので、村長と「盾」の一部以外は、渡された子供が魔獣だとは知りません。ユァンの場合は両親が「盾」なので、最初からただの養子ではなく魔獣なのだとわかっていて、それでもちゃんと実子のように育てていた、ということ。
 ちなみに、ユァンの両親がユァン(の卵)を持ち帰ろうとしている間に、真影村は魔獣の襲撃を受け、ランタイの正体が発覚してしまったのでした。

・アイリ。ユァンが意識しちゃってる「盾」の女の子。まだ「友達以上恋人未満」な仲だけど、ユァンの気付かないところで、ずっと彼を見つめていた子です。その目に気付いたもので必要以上に意識しちゃってるのに、接し方が今一つわかっていないのだユァン18歳は。
  この世界では、結婚できる職業が決まっているので、もともとユァンは初恋の相手であるメイエイとは一緒になれないんですね。それにメイエイにはウェイがいるし。でもまあ、捨てる神あれば拾う神ありというかなんというか(ひどい)、「盾」の中にもちゃんと、ユァンを見ている子はいたっていうことで。 いずれこのへんの話も書けたらいいなあ。ふつうのラブコメだけど、実はそれが一番苦手。

 ともあれ、読んで下さってありがとうございます。


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