設定資料として、Terra Saga様の「オリジナル小説に関する100の質問」に答えてみました。

[「ベルサニア戦記」index]


◇作品についてお聞きします。

1 お名前(HNでもPNでも)と作品名をどうぞ。
片岡美魁「ベルサニア戦記」(「竜使いの少年(以下『DM』」と「最後の契約(以下『LC』」)。

2 どんな感じの話ですか?(作品のジャンルとか)
基本的には異世界ファンタジー。
DM:成長もの&戦記
LC:謎解き。戦争を「事件」ととらえたミステリー、かな

3 長さはどのくらいですか? 400字詰め原稿用紙に換算できるなら枚数で。(連載中の方は、今現在の長さでも、完結時の予想でも)
各250枚程度。

4 完結してますか? してない場合、完結させられそうですか?
どちらも完結してます。

5 大体でいいので物語の粗筋を教えて下さい。どんな感じの話ですか?
共通の前提:異世界からやって来た神々が守る国ベルサニアに、隣国のレトモスとラルヴィが攻めてきます。圧倒的不利をベルサニアははね返せるのか? という話。
DM
竜を使役する力を持つ少年ヴィルは、国王から戦争時に力を貸して欲しいと頼まれます。自分に何ができるのかわからないまま、まわりの大人達に守られつつ戦闘を経験して、ヴィルはこの国における人と神のかかわりを知っていく……そんな話。
LC

レトモスの軍事行動にラルヴィが協力しているらしいという情報をつかんだ国王は、親友で外交執政官のマクシミリアンと格闘家のカインをラルヴィに潜入させます。なぜラルヴィはベルサニアを攻めるのか。二人がそれぞれの目で見たことが、一見不可解なラルヴィの決断とその奥にあるメッセージを明らかにしていく、という話。

6 物語の導入部分、始まりはどんな感じですか?
DM
山奥の村。魔術師というものが捕まったと聞き、夜中に見物に行く子ども達。気付かれてみんな逃げてしまったけれど、弱虫のヴィルは逃げ損ね、魔術師と対面する羽目に。村では疎まれ、問答無用で捕らえることになっている魔術師だったが、実は……。
LC

諸国を旅して腕を磨く格闘家カインと、ベルサニアの外交執政官マクシミリアン、そして謎めいた青年ヴァルダー。3人は王都にある、後ろ暗い連中がたむろする一画「裏通り」で知り合った友人どうし。だがマクシミリアンは知っている。ヴァルダーが国王だということを。でもって……。

7 最初にその作品を思いついたのはいつ頃ですか?
たしか、バブルがまだ弾けていなかった頃かと(古ッ!)

8 どうして書こうと思ったのか、最初のきっかけなどがあれば教えてください。
テスト勉強中の落書きからふと思いついた設定。

9 最初に思いついた(考えた、決めた)のはなんでしたか?(登場人物、世界観、ラストシーンなど)
世界観。ローカルな(村単位で守ってくれてる)神と、神の言葉を伝える「魔術師」。

10 主役級の登場人物について、名前と、どういう人物かを教えて下さい(あれば所属や階級なども)。以下、複数の人物について答えても構いません。
DM
ヴィル:山奥の村の少年。
アルトゥール:川の神が守護する村の魔術師。
LC
マクシミリアン:ベルサニアのエリート外交執政官。
カイン:諸国を旅して腕を磨く若手格闘家。

11 主役は平凡なタイプですか? それとも特別な能力や資格がありますか?
DM
ヴィルは竜の魂を持っていて、半身である竜に力を与え、使役することができます。アルトゥールは神と人の間に生まれた「半神」で、放つ魔法の威力は半端じゃありません。
LC
マクシミリアンは神童として名高く、常に学問所でトップを維持してきたエリート。カインは……格闘家としての腕はかなりのものだけど、それはこの物語の中では直接には生かされません。なんか本人も知らない特技があるようですが、それはネタバレなので内緒。

12 主役の性格を教えて下さい。
DM
ヴィルはおとなしく、慎重。ただ、自分が置かれた状況を見極めて懸命にできることを探そうとする子ども。アルトゥールは常にまっすぐで、自分が正しいと思ったことに突き進む直情型。
LC
マクシミリアンは傲慢で偉そうで態度でかくて、しかもそれが許されるほどに機転のきくヤなヤツ(笑)。カインはいたって常識的で、情にもろい。

13 主役の役割はどんなものですか?
DMの2人は圧倒的に不利な状況での貴重な戦力。LCの2人は偵察要員。

14 主役以外の登場人物にも思い入れがありますか? むしろ主役以外の方が思い入れ、強かったりしますか?
DMのリートとLCのラクシュ。物語の鍵を握ってらっしゃる。思い入れはかなりあるかも。

15 名もない脇役は作りますか? 作るの好きですか?
無駄でない程度には。

16 登場人物は多い方だと思いますか?
今回、ちょっと多かった気がします。

17 登場人物の男女比はどのくらいですか?
DM:4:1ぐらい
LC
:3:2

18 登場人物の平均年齢はどのくらいですか?(大体で構いません)
平均値を乱す常識外れの長寿キャラが紛れ込んでいるので、そいつらは見かけ年齢で計算しました。
DM:24.6歳
LC
:23.3歳

19 子供、少年少女、青年、女性、中年、壮年、老人……書きやすいのはどんな人ですか? 逆に書きにくいのは?
書きやすいのはそこそこ頭のまわる人。苦手なのは周囲が見えていない人。そういうわけで、ヴィルは結構書きにくかったりします。

20 登場人物で、自分に似ている人はいますか?
うーん、そう言われるとあんまりいないかも。マクシミリアンみたいなのはある意味なりたい理想なんですが、そこまで嫌なやつになりきる度胸はありません。

21 登場人物で、自分の身の周りの人に似ている人はいますか?
同上。

22 この作品は第三者に公開してますか? どういう形ですか? してないとしたら、今後公開するつもりがありますか?
サイトにて公開中です。

◇文章に関してお聞きします。

23 プロットは練りますか? とりあえず書き始めますか?
事前に全体像が見えていないと書けません。漫画で言えばネームを切るぐらいにまで詰めて初めて書き出せます。

24 物語の構成や起承転結にはこだわりますか? どんなところこだわりますか? 全くこだわらないですか?
起承転結にこだわっているわけではありませんが、伏線の張り方と読みやすさにはそれなりに気を使っています。

25 何人称で書いてますか?
三人称。

26 一番力を入れている描写は何ですか?(心理、風景、情景、人物など)
今回はあえて心理。というかその登場人物を通じて認識された世界。立ち会っていてもすべて見えているとは限りませんし、誰かの言ったことを聞いてもその真意がすぐわかるわけではありません。と意味深に言ってみる。

27 アクションシーン、戦闘シーンは多いですか? 得意ですか? 好きですか?
戦記のわりには少ないかも。アクションや戦闘は必要最低限に。好きだけど冗長なのは嫌なので。

28 会話文は多い方だと思いますか? 大体でいいですが、どのくらいの割合ですか?
会話を成立させるための状況説明(のための描写)が多いので、3割あるかないか、でしょうか。ただ、会話の行間に含めているものは多いのですが。

29 説明文は多いと思いますか?
多いかな。

30 伏線はいっぱい張りますか?
張ってます。

31 伏線を全部拾う自信ありますか?
拾わなかったらそれは「伏線」とは言わないかと。

32 展開は早い方ですか? 早くしたいとか、遅くしたいとかこだわりありますか?
自分としては与えられる情報を与え、状況を説明し、起きたできごとを意味ごと伝えているつもりですが、結局これって「なんかじわじわ進んで行って、いきなり展開して、気がついたらオチまでついてる」ということになっているのかも知れません。なので、早いかどうかはちょっと判断できませんし、流れが自然ならば早さにはこだわりません。

33 文章的にこだわっている部分はどんなところですか?
平易なのが持ち味だと思っています。下手に技巧をこらさず、厄介な設定をわかりやすく書こうとしているんですが、どの程度成功してるのかな。

34 誤字脱字や文法間違いは少ない方だと思いますか?
あったら容赦なくつっこんでやってください。自分では少ない方だと思っていますが、時々発見して真っ青になります。

35 推敲(読み直し、練り直し)はどの程度しますか?
自分が納得いくまで。

◇舞台となる世界に関してお聞きします。

36 オリジナルの世界を作り始めたのはいつ頃ですか?
この世界に関しては、かなり前から。

37 現実世界と共通する部分は多いですか? もしくはモデルにした場所がありますか?
人の行動原理と社会の成り立ちは、現実と変わりません。ただ「ある国にだけ"実際に"助けてくれる神がいる」という点だけが違います。

38 その世界に名前はありますか? ある場合、何と呼ばれてますか?
世界自体に名前はつけられていません。ただ「ベルサニア」だけが異世界でも通用する名前になっています。

39 地球ですか? 別惑星ですか? 惑星ですらないですか?
地球と考えても差し支えないです。地球にかなり似た惑星かも知れませんが、まあ大差ありません(「守護獣の翼」の100質への回答と、かなり意図的に同じ)。

40 太陽や月はどんな感じですか?
各1個。特定の実験的環境における人間の社会の成り立ちが問題なので、わざわざ太陽や月をいじる必要性を感じていません。

41 海、大陸、島など、地形はどうなってますか?
舞台となるのは「ダイグナ」という大陸。オーストラリアぐらいの大きさの、さほど大きくない大陸です。他に5つの大陸があります。

42 どんな種族が住んでますか?(人間、動物、亜人種、精霊、魔物、魔族など)
人間、動物、妖獣、精霊。

43 人間とそれ以外の種族との係わり合いはどんなものですか?
妖獣は人を襲います。精霊は通常人とはあまりかかわりを持ちません。

44 エンジン動力で動く機械はありますか? ある場合、どんなものがありますか?
もう何百年かたたないと。

45 魔法はありますか? ある場合、どんな人がどのようにして使ってますか?
ベルサニアでは異世界から来た「神」に仕える「魔術師」が使います。「コード(呪文)」によって「世界に満ちる力」を制御するという、神がもたらした技術です。他の国では独自にあみ出した同様の技術を隠者などが研究しています。

46 移動手段はどんなものがありますか?
基本は徒歩。あとは馬みたいな乗用動物(便宜上「馬」と呼んでますが)とか、そいつに引かせた車(馬車ですね)とか。

47 船はありますか? あるとしたらどういったものですか?
川や運河を航行するものや、海上で用いられる帆船があります。

48 人間が空を飛ぶための乗り物はありますか?
普通はありません。作品中で竜に乗って飛んでいるのは、あくまで例外です。

49 人々の平均寿命はどのくらいですか?
50〜60歳ぐらい。

50 人は死んだらどうなりますか?(魂になる、神の元へ行く、神になる、生まれ変わるなど)
基本的には死後の世界はありませんが、生前のおもいが強く残ってしまった場合、霊とか悪霊とか言われる姿になることがあるようです。 信じない人は信じないことですが。

51 今現在、世界は平和ですか?
なんか不穏な気配が(「戦記」だし)。

◇主な舞台となる国(あるいは大陸、地域、地方、町など)についてお聞きします。

52 その舞台を特徴づけるような設定はありますか? あるとすればどういうものですか?
よその世界からやって来た存在が「神」として気候を管理しています。

53 名前はありますか? どういう風に呼ばれてますか?
ベルサニアという王国です。

54 気候はどうですか? 四季はありますか? 暖かいですか? 寒いですか? 雨、雪は降りますか?
「神」のおかげでいたって温暖。

55 暦はどういったものを使ってますか?
太陽暦。

56 どこかの支配下ですか? 独立してますか?
独立国です。

57 政治体系はどうなってますか?(専制君主制、共和国など)
君主制です。

58 言語体系はどんなものですか?
大陸の共通語があります。固有名詞には地域の古い言葉の影響が残っていて、ベルサニアやレトモスあたりはゲルマン系っぽい語感になっていますが、ラルヴィではまた違っているようです。

59 他地域と比べて文化水準はどうですか? 高低の差はありますか?
ラルヴィほどではないけれど、レトモスよりはまし、というところでしょうか。

60 産業はありますか? あるとすればどんな産業ですか?
農業国として豊かな収益を得ています。

61 他地域と交流してますか? 交易などの交流がある場合、輸出入している代表的なものを教えて下さい。
麦に似た穀物を中心とした農産物を輸出し、鉱物や織物などを輸入しています。

62 貨幣制度はありますか? あるとすれば、どんなものですか?
大陸内では6大国の協定で、共通の重さの金貨と銀貨と銅貨があります。

63一般的な人々の結婚制度はどのようになってますか?(一夫一婦、一夫多妻、一妻多夫など)
一夫一婦です。

64 上層と思われる人々(統治者など)の結婚制度はどのようになってますか?(一般的な結婚と違う点があれば)
とくに階層による違いはないようです。

65 一般的に、成人と認められるための条件は何ですか?
15、6歳で労働力として認められることです。魔術師や学問所の学生にならない限り、居住地域での産業に貢献しなければなりません。

66 成人していない者に対する制約はありますか?
祭りの時にふるまわれる酒は飲めません。「飲め」と盃を突き出される時、子どもは大人になります。

67 一般的に、名前はどのようにつけられますか? 苗字は誰にでもありますか?
苗字は平民にもあります。親の土地を継ぐ者には苗字が必要なので。名前は親がつけます。

68 医療制度は整ってますか?
それなりのものは。

69 どんな人が、どのように医療を施しますか?
医療行為を行うのは魔術師ですが、別に魔術だけに頼ってるわけではありません。

70 教育制度は整ってますか? 学校はありますか?
高度な教育は都にある王立の学問所と魔術師養成所で行われています。学費は無料ですが、卒業生は国に貢献する職業に就くことが求められています。

71 どんな人が、どのように教育してますか?
読み書き算術は、町や村の魔術師が教えます。

72 宗教はどんなものですか? 一神教ですか、多神教ですか? 偶像崇拝してますか?
一応多神教ですが、かなり特異なものです→73参照

73 「神」とされる存在はいますか? いるとすれば、どんなものですか?
ベルサニアだけのことですが、王だけが開くことのできる「門」を通ってやって来た異世界からの来訪者達が「神」と呼ばれ、各地の自然を管理しています。 人の姿でそのへんを歩き回っている神もいるようです。 「神」には地神と空神と水神がいます。……ここで私の別のシリーズを思い出して「あれ?」と思った人は、かなりいいとこついてます。

74 人々は信心深いですか?
神がすぐそばにいることが、当然の事実として受け入れられています。

75 人々はどのようにして時を知りますか?
太陽の高さで。日の出から日没までと、日没から日の出までをそれぞれ6等分して「1刻」とし、1刻ごとに鐘などを鳴らして知らせていました。江戸時代ぐらいの不定時法みたいな感じです。

76 治安はいいですか?
悪くはありませんが、場所によって(都の「裏通り」のような地区)は少し危ないです。街道はむしろ妖獣が出て危険です。

77 治安はどのように守られますか? 国単位などの大きな組織がありますか?
王に派遣された長官のもとで、地域ごとに警備隊が組織されています。妖獣退治もやってます。

78 人々の主食は何ですか? 主食以外にも、どんなものを食べているか教えて下さい。
麦のような穀物(「麦」と呼んでいますが)を加工しています。種入れて発酵させて……要するにパンですな。ベルサニアでは、野菜を豪快に丸ごと煮込むような料理が多いようです。ちなみに、なんでも細かく切るとクスタ風、切り方や盛付けにこだわるとラルヴィ風。

79 同様に、飲み物についても教えて下さい。
麦や果実を発酵させた酒。農産物が豊富なので、種類も多くあります。

80 守護神や守護獣はいますか? いるとすればどんな存在ですか?
異世界から交替で派遣されてくる存在が「神」と呼ばれています。

81 人々が恐れているものは何ですか?
地域によっては「神」の機嫌を損ねること。なにしろすぐ近くにいるもので。「神」が温厚な場合は、今の平穏な生活が壊されることが一番恐いと思われます。
82 上層と思われる人々(統治者など。例:王侯貴族)はどのくらいの割合ですか?
1%に満たないかと。王が都で、各地域の領主を束ねています。

83 彼らはどんな生活をしていますか?(住んでいるところ、家、仕事、服装、衛生面、教育レベルなど)
王は王都の宮殿で執政を執り行っています。領主は領地に屋敷をかまえ、王の方針に沿った形で治水や治安維持を含む統治を行います。ベルサニアの上層階級は華美を好まない傾向にあり、王宮や屋敷も大きいけれども派手な装飾はあまりありません。

84 一般的な人々はどんな生活をしてますか?
出身地で耕作に精を出します。凶作や異常気象がないので収穫は安定しています。

85 下層と思われる人々(貧困な人々など)はどの程度いますか?
土地を持たず、商人や近衛兵や官僚や魔術師にもなれない人が人口の6-7%程度います。

86 彼らはどんな生活をしていますか?
商人に雇われたり、領主の下働きになったりします。領主の土地で小作農になっている人もいます。

87 隷属を強いられているような人々はいますか? いるとすれば、その人々について教えてください。
いません。人々が最低限の余裕を失っていない国、なので。

88 武器や防具はどんなものがありますか? 火器類はありますか? 人々はどのようなもので身を守ってますか?
剣や槍や弓矢、石弓、投石器。戦闘での布陣によって使い分けられます。火器はありません。

89 主な職業はどんなものがありますか? 変わったものがあれば教えてください。
普通に農民も商人も職人もいます。
変わっているのは「魔術師」。異世界の神に仕える神官で、医師や教師として町や村の人々の生活を支援する役割も持っています。都で王立の養成所を出て1年間の研修を受けないと就くことはできず、就任中も恋愛や結婚、一定以上の財産の保有などに関して厳しい制限が課せられます。

90 他の国(あるいは大陸、地域、町など)にないもの、特徴はありますか?
異世界からやって来る「神」の存在。

91 そこは今、平和ですか? 人々は裕福ですか、貧困ですか? また自由ですか、抑圧されていますか?
戦争になる前は平和でした(当然か)。人々が最低限の余裕を失わず、つつましやかではあっても苦しくはない国です。

◇最後にいくつかお聞きします。
92 完結後、続編を書きたいですか? 書くつもりありますか? 書いてますか?
予定はあります。番外編とか別シリーズとか、いろんな方向で。ただし舞台はベルサニアじゃないかも。

93 この作品に込めたメッセージ、テーマがあれば教えて下さい。
DM:違う存在であろうと、同じ地に住む者どうしが通じ合うことはできる。
LC:でも、違う存在と通じ合ってこの国だけ豊かになってるのはなぜ?

94 特にここがオリジナルだ、というところはありますか?(職業、制度、アイテムなど何でも)
王のもとに「神」が組み込まれた、国家運営のありかた。

95 この作品に自信がありますか?
好きではあります。語りたいことを語り切ったとは思います。それがどう伝わるかは、読者のみなさまの判断にゆだねます。

96 書いてて楽しいですか? 苦しいときはないですか?
何年も書けずに悩み続けましたが、後半はノリノリでした。

97 作中、自分でも特に気に入っている場面を教えて下さい。名台詞などあればそれもどうぞ。
DM:7章でリピートされるリートの台詞。
LC:5章で、別々の場所で接点なさそうな人達がほとんど同じことを言う場面。

98 この作品のセールスポイント、ここだけは自信があるぞ、というところがあれば教えてください。
DM:成長物語なところ。
LC:謎が収束していくカタルシス。
どちらも、終盤に明らかになる事実を知って読むのと知らずに読むのとでは印象が変わってくると思います。

99 作品に対する主義主張、ポリシーなどがあれば教えて下さい。
無駄な要素は入れない。

100 最後に、作品に対する想いを好きなだけ語って下さい。お疲れ様でした。
もう完結させられないと思っていたので、こうして形にできたのがとても嬉しいです。
 
 

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