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SHI-KI  登場人物設定

(年齢は200x年10月初旬(第一話)当時のもの)
宝珠 圭一郎(17) Keiichiro Hoju
私立黎明館高等学校二年C組(文系クラス)在籍。平安時代から代々続く退魔の一族、宝珠家の当主の兄の方。眼鏡着用。
妖魔の気配を感じとることができ、「退魔の宝珠」を剣の形に変えることもできるが、その剣を使って妖魔を斬ることはできない。
成績は学年でもトップクラス。運動はあまり得意ではないが、宝珠家に伝わる古武術の腕は確か。
生真面目で責任感が強く、周囲に気を使う性格。計画立案のうまさが評価され、2年生の前期には生徒会長をつとめていた。入念に準備を進め、取りこぼしのない運営姿勢から「治世の宝珠」と呼ばれる(なお、現在の会長である貴志は、逆に不測の事態に強いため「乱世の貴志」と呼ばれている)。
あれこれ気を回すがゆえに取り越し苦労も多く、また、考え過ぎてかえって周囲が見えなくなってしまうのが悩みの種。

宝珠 征二郎(17) Seijiro Hoju
私立黎明館高等学校二年A組(理系クラス)在籍。圭一郎の双子の弟で、宝珠家当主のもう一方。
「退魔の宝珠」が変じた剣を扱うことができるが、宝珠を剣に変えることはできない。また、妖魔の気配もわからない。
成績は平均的、ただし運動系統だけは抜群。古武術(剣術と格闘術)の実力も、練習量の多い兄を上回る。当主を継ぐまではバスケットボール部に所属していた。
ごちゃごちゃ考えるのは苦手で、直感で行動する性格。過ぎたことはあまり気にしないし、基本的にあまり悩まない。

美鈴 凛(18) Rin Misuzu
市内の女子高・慈愛女子高等学校の三年生。
鈴の音の霊力によって妖魔を退治する美鈴一族の後継ぎで、宝珠家とは因縁が深い。
高飛車なもの言いから誤解されやすいが、退魔のわざを使って人々を守っているということに関して、揺るぎない誇りを持っていることの表れ。ただし人を守ろうとするためにかえって突っ走り過ぎる傾向がある。
宝珠兄弟にとっては厳しいが頼りになる先輩。

滝 護宏(16) Morihiro Taki
征二郎のクラスメイトで、弓道部副部長。成績優秀で、文系の圭一郎と並び立つ理系の雄。つねに冷静沈着だが、寡黙で人を寄せつけない雰囲気の持ち主。
宝珠兄弟とは同学年というほかにはほとんど接点はなかったが……。

出水 沙耶(16) Saya Izumi
慈愛女子高等学校の二年生。護宏の幼なじみで凛の後輩。控えめで優しい性格だが、たまに頑固な一面も覗かせる。なぜか周囲に妖魔がよく出没する。
 


宝珠 流(21) Ryu Houju
宝珠家前当主の一人息子。黎明館大学経済学部経営学科三年生。自分をいかに格好よく見せるかに関心を持っているが、自分に都合よく状況を解釈してしまう、ある意味お得な性格ゆえに空気が読めず、必ずしも成功していない。本人はクールでそつがなく女性に優しい頼れる男のつもりらしいが、実際にはうまく利用されてだまされていることもしばしば。しかし本人は気づかない。「遅れて来たバブル」という異名を持つとかなんとか。宝珠兄弟の従兄だが、あまり仲はよくない。

早瀬 あゆみ(17)Ayumi Hayase
黎明館高校二年D組。弓道部部長。黎明館弓道部出身の両親の影響で中学から弓道を始め、黎明館に入学した。行動的で快活な性格は、部のムードメーカーとして貴重。護宏の威圧感も気にしない点も希有。
護宏や沙耶と同じ中学で、沙耶とも仲がいい。

吉住 裕美(28)Hiroyoshi Yoshizumi
フローレンス女子大学専任講師。名前に似合わぬ大柄な体格の豪放磊落なお兄さん。各分野の研究者たちが進めている妖魔に関する研究会の事務局を押しつけられ任され、妖魔データベースの管理を担当している。
 

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